ドリーム小説




「兵助、やっとさんと仲良くなれたのか・・・・・・」

「いや、仲良くというよりはしゃべっただけだろ」

「このままじゃ何も進展がないまま卒業しそうだね」

「咳が隣になっただけじゃ足りない・・・・・・。何か行動を起こさないと」

「あ」

「どうしたの三郎」

「来週から何が始まる?」

「・・・・夏休み、だな」

「それがどうかしたの?」

「夏休み、合宿があるよな」

「うん」

「そうだな」

「マネージャー、必要だよな?」

「あ、そういうことか」

「今までマネージャーは3年しかいなかった」

「だけど3年はもう引退した」

「だから夏の合宿までにマネージャーを集めないといけない」

さんを誘えばいいんだ!」

「でも忙しいんじゃないのか?」

「大丈夫だ。アイツ部活入ってないし。
 それに去年夏休み暇だったって言ってたからな」

「なら早速・・・・・・」

「待て!!兵助がいない時に行くぞ!!」

「ああ、兵助には秘密にしておくのか」

「勿論。その方が面白いだろ?」

「兵助が驚く様子、楽しみだなぁ」

「では!兵助に気付かれずにさんを誘おうよ大作戦!」

「ハチが兵助の事を呼びだす!
 『昨日の部活の事で話があるんだ』とか何とか言っとけ。
 そしてその間に私と雷蔵がさんを誘う。
 作戦終了!!」

「単純だな」

「作戦立てる事無いんじゃない?」

「一応だ、一応。
 それに、作戦立てた方が雰囲気でるだろ?」

「まぁ確かに・・・・」

「よし、次の休み時間に作戦実行だ!!」

「「おー!!」」